大企業に合格した当初は、
「優秀な知人達より、どうして自分が合格したのだろう?」と自他共に疑問符が付いていたのが正直な気持ちでした。
それが、最近採用担当者の人事部や、経営者の人脈が出来るようになり、その疑問点や裏事情が明確になってきましたので書き記します。
それは、従来から一般的に良いとされる面接の受け答えは、自分の人柄や優れた面をアピールし、前面に打ち出すことが良しとされてきました。
これらが常識であり指導する先生方も、これを目指した指導をする事が圧倒的に多かった様に思います。
●しかし、私の自己流の面接方法の成功例は、
まず、自分の優れた面をアピールするのを最小限に抑えました。
そして、どこの企業でも必ず全員に聞いてくる共通の質問の「志望動機」の時に差別化できる様に一点集中型に変えてみた所、急に連続で内定を頂けるようになりました。
●その変更点とは何かというと、事前に面接する企業を調べるのですが、特に数字を中心に、その企業の良いポイントとなる物を経常利益や売上高の過去の伸び率から、株価の変動や為替の変動に影響されにくい、リーマンショックの時でも影響が少なかった等々を何年分も調べて完全に暗記して、面接官を圧倒するくらいに少し早口気味に数字を羅列して回答するのです。
そして、最後に、「~という分析から将来性と安定性があると判断したので志望致しました。」と締めくくるのです。
この方法で回答すると、面接官でも書類を見なければ分からない事ばかりになります。
また、回答の後半になると面接官の表情が感心と自社を分析してくれた上にデータを記憶していて素晴らしいといった表情に明らかに変わるのが分かり、自分自身でも手応えがハッキリと感じられます。
今現在、人脈が増えて、これらを人事部の面接官に確認すると
やはり、自分の人柄や優れた面をアピールしてくる無難な面接ばかりで個人差が分からない。
その中で、ボリュームのある分析データで優位性を回答されると、すごく自社を褒められているようで、気分が良くなってくるのは正直な所だし、更に回答者が賢くも見えるので絶対に欲しい人材になる。という返事を複数の人事部面接担当者から貰えました。
ちなみに、見え透いたご機嫌とりは悪い心証になるそうです。
所詮という言い方は、失礼ではありますが、経営者でも採用担当人事部社員であっても、所詮感情の生き物の人間ですので、気分的なものが合否判定に影響されるものだと思いました。
その為、是非とも必要な方にご参考にして頂き、一人でも多く喜ばしい結果に貢献できれば幸いと思い書かせて頂いた次第です。