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(2019/9/26 16:01時点)
自衛する様に嫁さんには持たせたけど
過剰防衛にならない様に注意しました。
最近もリストラの記事を目にする様になったが、
これは、むかしの知人の話。
仕事も出来て、高収入だった彼を誰もが羨むというより、当然の待遇であった。
どんどんと、大きな仕事をこなして職場でも一目置かれる立場に昇り始める。
すると、さすがに先輩のみならず、上司以上にプロジェクトで活躍し始めた者は当然周囲に妬まれる。
「長いものに巻かれろ!」との忠告にも、従わなかったのが世渡り的にはマズかった。
それ以降は、昔はパワハラなんてなかったので肉体的、精神的に毎日毎日思う存分痛めつけられる事が可能な時代。
特に、権力者に目をつけられたら、周囲に味方がいなくなるのが、厄介だ。
もう、そうなると追い詰め退職を選ぶまで、イジメの構図は続けられる。
結局、彼は退職の道を選んだ。
律儀に、それまでの職場だけでなく、一緒にパワハラをしていた人事部と組合に挨拶をし菓子折りを配って。
しかし、その後、転職活動をしてみたが不合格の連続、優秀な人間なのに。
そして、ある会社の重役面接の際に良心的な重役の方が、
資料を見ながら重い口を開いた。
「君が、勤めていた会社から、「協調性のない変人だから絶対に入社させない方が良い」と情報があるのだが、あなたはどう思いますか?」と。
彼は、絶望した。
完全に、社会から疎外されたのだから。
それでも、彼は震えながら答えたそうだ。
「とても、残念な事と思います。ありがとうございました。」と。
そして、頭を深く下げて、面接会場を涙ながらあとにした。
その数日後、彼は自らの命を絶とうと悩んだが死にきれなかったそうだ。
彼は、実家暮らしで、私がたまたま用事があって叔父の家を訪れた時に、その話を聞いた。
又、これは、後で分かった事だが、悩んだ時は自らの命を絶つか、元勤務先に復讐すべきか悩んだそうだ。
結果的に、本当に、事件を起こさないで良かったです。
賢い彼は、彼自身の実力を元に一念発起し、起業して現在は活躍しています。
事件を起こしかねない心理状態からの逆転ができて本当に良かったです。
最近、リストラの言葉が、また聞こえ始めましたが、経営者の方々には、社員を追い詰め絶望させる方法でのリストラは避けて欲しいと思います。